2023/02/10 14:27
共に暮らす動物たちは人間と同じ権利を持つ家族
国全体のエネルギーレベルの高いドイツでは、基本的に犬との行動が制限される場所が少なく、自由度が高いため、人間と犬の関係性も対等であり良好です。
(人間の意識の高さや行動心理への理解力が高く、一定のハンドリングは当たり前に誰でもできるからこそ自由がある)
更に、犬と暮らすために、人間が守らなければならないルールが存在し、この3つはその一部です。
犬を一人で、長時間留守番させてはいけない
外の気温が、21℃を超える場合は、車内に犬を置き去りにしてはいけない
1日最低2回、計3時間以上、屋外やドックランへ連れていかなければいけない
※1つ目と2つ目は全犬対応、3つ目は犬種、年齢、健康状態等犬の個体差による違いあり
ここで大切なことは、「法律やルールだから守らなければならない」という感覚ではなく、当然のこととして受け入れているという思考にあります。ドイツという国の人々が、政府や企業に対して、尊敬や信頼と同じくらい厳しい視点を持つのは、「大切な家族や自分の人生を守れるのは、自分自身である」という動物的で合理的な考え方の表れで、自らが声を上げ主体的に動くことも、柔軟な変化=フレキシブルな思考を作り上げることにつながっていると思います。
生き物が感じる幸せは、対象物や見る角度により異なりますが、全てが尊く、そこに正解や不正解はありません。
多様性とは、考え方、食べ物、生き物など、誰にも何にもジャッジされることなく、喜びと共に協生することだと思っています。
それこそが自然な循環であり、良質なエネルギー交換であり、本当の意味でのサスティナビリティではないでしょうか。
今日もこの世界で暮らす、すべての生き物たちが、より幸せで健康でありますように。