2023/02/10 17:18



脳の働き

脳には「糖」以外にも様々な栄養素が必要です。


身体の構造を考える時は、センスとイマジネーションを使うと、見えない世界が見えてくるのでおすすめです。

ヒトの脳をわかりやすくイメージすると、油のプールに浮かぶ柔らかな豆腐のようなもので、脳を守る「脂質」もまた重要な役割を担っています。


脳は大きく分けて大脳、小脳、脳幹から構成されていますが、その構造はヒトも動物(犬や猫など)も比較的近いといえます。


ヒトの脳の中で最も幅広い機能を担う大脳は、運動や精神活動の中枢で、考えることや知的感覚、学習や行動、情報の伝達などの重要な役割があり、全体の80%の重量を占めています。


小脳は、大脳の1/10以下というサイズながらも、大脳よりはるかに多い神経細胞を持ち、高度な機能を発揮する場所で、運動神経と連携し筋肉を司どり、手足や体幹の精密でスムースな運動をサポートしているのも小脳の働きによるものです。


大脳から続く脳幹は末梢神経系と繋がり「大脳からの全ての命令や情報の通り道」で、呼吸を含む生命のコントロールを行っています。


大脳辺縁系は、情動反応・記憶などに関わる扁桃体や海馬体を始め、多くの構造が含まれますが、大脳皮質と比べてより本能的な機能を担っているのです。