2023/02/10 18:53
私たちのカラダの中にあるものは、肉眼では見ることができないものばかりです。
中でも、神経、免疫、ホルモン、さらにはエネルギーや電気の流れは、心臓や肝臓など形あるものと違って、物質としての形状もありません。
しかし、目に見えない存在こそが、命の手綱を握っているのだから、カラダの中は宇宙と同じでファンタジーの世界だなと、愛おしくなります。
情報を伝える仕事:神経系、内分泌系、免疫系
私たちのカラダは、外の環境や状況が変わるとそれに反応・応答し、自分自身の代謝を変え、フレキシブルにカラダを変化させていく必要があります。
これが、体内の環境を一定に保とうとするホメオスタシス=恒常性という仕組みです。
例えば、外の状況が変わったという事実を「情報」として伝達する場合、神経系、内分泌系、免疫系のいずれかの系統を使って、目的の細胞に正しい情報として伝えることで、変化した環境に対しても適用できる様な恒常性を保っていくという仕組みです。
神経系は、神経伝達物質を使って、特定の細胞にできるだけ早く刺激を伝えていくという特徴があり、スピードと正確性重視。
内分泌系は、ホルモンという伝達物質が血液中〜体全体をまわるので、たくさんの細胞に均一に同じ情報を伝えることができます。
特徴としては、ゆっくりと長い時間がかかりますが、その分外からの新しい情報とも統合することが可能で、視野が広いというイメージです。
免疫系は、外からの異物に対して瞬時に反応するという仕組みで、いろいろな血球系を集合させ、抗体などを使って退治しますが、敵が来た時のみ対象箇所に対し反応を引き起こし、異物を取り除いてカラダを守ります。
神経、内分泌、免疫は三位一体と呼ばれ、どこかがバランスを崩すと、全体のクオリティが低下し、不調や病態を引き起こします。
私たちは風邪をひいたりウィルスに感染したアンバランスな状態を、「免疫力が低下」と表現することが多いです。
この3つは常に連携してチーム一丸となって、24時間体制で私たちのカラダをサポートしてくれているのです。
これまで「NEWTRICK CLUB」でもテーマに取り上げた内分泌系に属するホルモンは、細胞の活動や代謝など生命に関わる仕事をしていて、カラダに様々な変化を与えています。
「生命のメッセンジャー」とも言えるホルモンですが、発見されたのは、そう遠い昔ではありません。
何百年も前から、医師たちはカラダの不調や病気、回復や変化を詳細に記録し、私達のカラダにどのようなメカニズムで働いてるのかを知りたいと思い、研究を重ねてきました。
当時は、ホルモンという化学物質の存在そのものがわかっていなかったのですが、20世紀に入った頃、メカニズムは「ホルモン」により形成されるということが分かり、現在も新しい発見や研究を通して、常に進化しています。
ホルモンは、活性化、刺激、伝達など様々な意味を持つ言葉とされており、命を繋ぐという大きな役割を担っています。
ホルモンの構造は、"炭素、窒素、水素、酸素" など、地球や地球上の多くの生物に共通する原子で構成された化学構造を持ち、サイズや数もそれぞれのホルモンで異なりますが、すべてのホルモンは連携し、複雑に絡み合うカラダの内部を、適切な交通整理により、調和の取れた状態に導いてくれているのです。
その様子はみんなが頼れるリーダー的な性質を持ち、交通量の多い交差点にある信号機のような存在に似ています。
内分泌系は、ホルモンという伝達物質が血液中〜体全体をまわるので、たくさんの細胞に均一に同じ情報を伝えることができます。
特徴としては、ゆっくりと長い時間がかかりますが、その分外からの新しい情報とも統合することが可能で、視野が広いというイメージです。
免疫系は、外からの異物に対して瞬時に反応するという仕組みで、いろいろな血球系を集合させ、抗体などを使って退治しますが、敵が来た時のみ対象箇所に対し反応を引き起こし、異物を取り除いてカラダを守ります。
神経、内分泌、免疫は三位一体と呼ばれ、どこかがバランスを崩すと、全体のクオリティが低下し、不調や病態を引き起こします。
私たちは風邪をひいたりウィルスに感染したアンバランスな状態を、「免疫力が低下」と表現することが多いです。
この3つは常に連携してチーム一丸となって、24時間体制で私たちのカラダをサポートしてくれているのです。
内分泌系:命を繋ぐホルモン
これまで「NEWTRICK CLUB」でもテーマに取り上げた内分泌系に属するホルモンは、細胞の活動や代謝など生命に関わる仕事をしていて、カラダに様々な変化を与えています。
「生命のメッセンジャー」とも言えるホルモンですが、発見されたのは、そう遠い昔ではありません。
何百年も前から、医師たちはカラダの不調や病気、回復や変化を詳細に記録し、私達のカラダにどのようなメカニズムで働いてるのかを知りたいと思い、研究を重ねてきました。
当時は、ホルモンという化学物質の存在そのものがわかっていなかったのですが、20世紀に入った頃、メカニズムは「ホルモン」により形成されるということが分かり、現在も新しい発見や研究を通して、常に進化しています。
ホルモンは、活性化、刺激、伝達など様々な意味を持つ言葉とされており、命を繋ぐという大きな役割を担っています。
ホルモンの構造は、"炭素、窒素、水素、酸素" など、地球や地球上の多くの生物に共通する原子で構成された化学構造を持ち、サイズや数もそれぞれのホルモンで異なりますが、すべてのホルモンは連携し、複雑に絡み合うカラダの内部を、適切な交通整理により、調和の取れた状態に導いてくれているのです。
その様子はみんなが頼れるリーダー的な性質を持ち、交通量の多い交差点にある信号機のような存在に似ています。