繰り返される循環の世界の中で生きる人の人生を星座から知るシリーズ、2回目は牡牛座の世界です。

1回目はこちらから。

牡牛座の学びは物質の本質的な価値を知る事。みんなが何となく価値があることを知っている「お金」で例えると、「お金という物」自体にはそんなに価値がありません。もし、明日からお金は何とも交換できなくなりますと言われたら、みんな慌てて今日中に何かと交換しなければ！と思うはずです。「お金という物」の先に透けて見えるそのエネルギーこそが本質的なお金の価値で、それを知っていく事が牡牛座の世界です。エネルギーというのはどの世界の広さか、という事は別にして必ず等価交換になっています。お金⇔物はわかりやすい等価交換だし、誰かに対する優しい行いが別のところから返ってくる大きな世界での等価交換もありますが、それはその人がどのサイズの世界で生きているかの現れです。そこに無理が生じるならば、交換する世界のサイズ感を見誤ってるという事になります。愛を目に見える形にしてくれる「お金」は、その意味で愛おしい物だし、喜んで受取り/渡すことを知ることや、自分に扱える範囲を知るのも牡牛座の学びと言えます。

牡牛座は地球という物質世界の美しさや価値をよく知る星です。「いちばん良い」ものを見つけ出す力に優れ、成長と共にそれを人とシェアしたり、譲れるようになります。ものを大切にするので、自分の大切なものが壊れると落ち込みます。植物と心を通わせ、自然環境を守りたいという気持ちが強く、大地と触れグラウンディングする事で安心感を得ます。少し自分に甘いところはありますが、粘り強く継続してやり遂げる力を持っています。目標や計画を立てるときは、楽しさがあり無理なく出来ることが重要です。エネルギーの流れがゆっくりで安定しているのが良いところですが、停滞しやすく、それは執着やこだわりの強さになります。運動し、体を動かして行動する事で状況を変えられます。変化に時間がかかりますが、気づいた時には大きく成長していたというところまで継続できるのもまた牡牛座の素晴らしい才能です。

占星術は星座と惑星や、様々な組み合わせで見るので、どの惑星がその星座にどんな角度で位置しているかで性質の現れ方が変わってきます。太陽星座が牡羊座なら、自分らしさや顕在的な特徴として見えやすい形で性質が現れるし、月星座に持っていれば、お気に入りのものに囲まれていると安心して幸せを感じる、アセンダントにあればのんびりやさんでおっとりしているのに意志の強さを感じさせるの様に、その性質が出てくる部分が変わってきます。

牡羊座を表すキーワード: 物質の価値/五感/純粋/優しさ/安定/植物や自然、大地との繋がり/誠実