繰り返される循環の世界の中で生きる人の人生を星座から知るシリーズ、6回目は乙女座の世界です。

1回目はこちらから　牡羊座の世界

2回目はこちらから　牡牛座の世界

3回目はこちらから　双子座の世界

4回目はこちらから　蟹座の世界

5回めはこちらから　獅子座の世界

乙女座の学びは、誰かの基準で「ちゃんとしている」から抜け出し、自分で自分の人生の責任を取る大切さと喜びを知る事。乙女座さんは豊かな感性を持ち、その世界を広げるための学びも努力も惜しみません。だけど周りの人と歩調を合わせることをとても大切にしていて、こんな事したら変って思われないかな？誰かを嫌な気持ちにさせないかな？といつもつい気にしてしまうのです。天性のセンスと感覚の良さ、積み重ねた知識をミックスして、自分だけにしか生み出せない素晴らしい世界を持っているのに、人の事ばかり気にしているとなかなかそれが生かせません。誰かに変と思われても、たとえ傷つけたとしても、それでも自分を貫く強さは「責任」とセットです。自分で選択し、責任を持って生きられるようになると、もう周りの目は気になりません。そしてその手から生み出される美しい世界で人々を魅了していきます。

乙女座は弱さと強さ、自信のあるところと無いところ、二局を同時に持って存在しています。星が幼いと本当の自分を出して傷つくのが怖くて、人の望む自分で生きようとしたり、誰かの言う通りにして失敗するとそれをその人のせいにしてしまったりします。でもその経験全ては成長した時に役立ち、両極を知るからこそ本当の意味で人に寄り添い導く指導者へとなっていきます。それは直接的に人を導くという形ではなくても、生きる哲学を成長した人はみんな持っていて、全ての人が誰かの道標になっています。完璧主義でだらだら何もせずにいると罪悪感を持ちやすいですが、なんでもない日常の何もない事の豊かさを成長と共に理解し、程よく手を抜く事が出来るようになっていきます。純粋な心と素直な目を持ち本質を見ながら、純度の高い美しいもの、本質的に素晴らしいものを生み出すために努力を惜しまない職人気質なところがあります。

占星術は星座と惑星や、様々な組み合わせで見るので、どの惑星がその星座にどんな角度で位置しているかで性質の現れ方が変わってきます。太陽星座が乙女座なら、自分らしさや顕在的な特徴として見えやすい形で性質が現れるし、月星座に持っていれば目立つ事が苦手だったところから自分を出して生きられるようになる、アセンダントにあればきちんとして礼儀正しくセンスが良い人、のようにその性質が出てくる部分や見え方が変わってきます。

獅子座を表すキーワード: 職人/実務/純粋/素直さ/弱さと強さ/規範意識/現実主義/観察と分析