2023/09/04 13:47
繰り返される循環の世界の中で生きる人の人生を星座から知るシリーズ、8回目は蠍座の世界です。
1回目はこちらから 牡羊座の世界
2回目はこちらから 牡牛座の世界
3回目はこちらから 双子座の世界
4回目はこちらから 蟹座の世界
5回めはこちらから 獅子座の世界
6回目はこちらから 乙女座の世界
7回目はこちらから 天秤座の世界
蠍座の学びは、大きなエネルギーと感情を使いこなす事。蠍座は水のエレメントを持ち、火星が支配する星で、その大きなエネルギーはマグマのような強さを持つこともできれば、温泉のように人の心を緩ませることも出来ます。物質的な体の体力が人それぞれなのと同じように、エネルギーの体力もそれぞれみんな違っていて、大きなエネルギーを扱うには土台を作り、流れを意識し、逆らわず流れに任せる事が必要です。そこに停滞があったり、恐れがあると、抑圧や爆発が起こります。それはエネルギーも感情も同じです。抑圧は内部へのダメージ(物質的な体への症状)となるし、爆発は他者への攻撃のように見えながら、自分をも傷つけます。恐れを無くし、委ねる心地よさを知り、その強さを手に入れると、その大きなエネルギーで一気に物事を動かしていく事が出来るようになっていきます。
蠍座は成長により、表に現れる特性が大きく変化する星座です。星が幼いうちは大きなエネルギーとそれによって起こる感情に翻弄され、自制が外れることを極度に恐れたり、限界値に達し爆発させてしまいます。嫉妬や執着も起きやすいかもしれません。でも、それは練習のようなもので、自分はどのくらいのエネルギーを持っているの?どれくらいの振り幅を持っているの?という事を身をもって体験しながら知っていくプロセスです。それを経て星が成長すると、自分が表に立つよりは、裏から全体を掌握し、物事を大きく動かしていく事を全うするようになっていきます。情熱的で生命力があり、同時にそれを表に見せないクールさや知的さがあります。世界を大きく動かす影のリーダーのような印象で、その時代生の中で本当に力を持ったものを守り、うまく伝えていく役割があります。自分を知り、リミッターを外し、その大きなエネルギーの流れの中でさえ委ねる心地よさを知った時、蠍座の本来の力が発揮されるように思います。
占星術は星座と惑星や、様々な組み合わせで見るので、どの惑星がその星座にどんな角度で位置しているかで性質の現れ方が変わってきます。太陽星座が蠍座なら、自分らしさや顕在的な特徴として見えやすい形で性質が現れるし、月星座に持っていれば隠された事に興味を惹かれやすく知りたい、アセンダントにあれば冷静に見えながら情熱的な人、のようにその性質が出てくる部分や見え方が変わってきます。
蠍座を表すキーワード: 生命力/再生/感情/真に力を持つものの守護/隠されたものを扱う/エネルギッシュ