2023/10/03 17:54





繰り返される循環の世界の中で生きる人の人生を星座から知るシリーズ、10回目は山羊座の世界です。


1回目はこちらから 牡羊座の世界

2回目はこちらから 牡牛座の世界

3回目はこちらから 双子座の世界

4回目はこちらから 蟹座の世界

5回めはこちらから 獅子座の世界

6回目はこちらから 乙女座の世界

7回目はこちらから 天秤座の世界

8回目はこちらから 蠍座の世界

9回目はこちらから 射手座の世界


山羊座の学びは、知恵の蓄積と経験からのフレキシブルさ。今までより深く知り、体験が伴う事でそれは体感となり蓄積されていきます。深く知ったからこそ見えてくる世界で、本当の「力」を手に入れます。山羊座の「力」は自分のためにというよりは、人に寄り添い、心を掬い上げるためのもので、その根底にあるのは優しさです。星座が幼いと、力(社会的強者)に嫌悪感を持ちやすいのはそのためで、本質を知っていき経験を積むとそのバックグラウンドを理解できる様になり、受容の世界へと向かいます。目標を設定し、効率よく進むために必要なら努力も惜しまず、地に足をつけながら生きていきますが、その先に辿り着くのはなーんだ!なんでもいいしどっちでもよかったんだね〜という世界という、振り幅の大きな特徴を持つ星座です。力を手に入れたいという野心も、世俗から脱却した悟りをひらいたような世界観も、その振り幅の中でどちらもすごく山羊座的と言えるのです。


山羊座は現実、社会がとてもよく見えています。その中で自分が何をできるか、何が必要か、目的意識と責任感を持って実現していきます。そのため迷いがなく堂々としている様に見えますが、心は繊細で、臆病だからこその用意周到さの様な感じです。自分や大切な人の生活を守る事、社会的弱者の様な立場の人を守りたい欲求が強く、そのために力を持ちたいと思いますが、その力の本質は成長と共に変化していきます。成長過程では自分の力不足が分かるからこそのジレンマがあり、権力やお金に対する嫌悪感を持つ場合もありますが、より深く広く知り、その蓄積された知恵と経験から様々なことを学び、経験を積むほどフレキシブルになっていきます。真面目な印象の強い星座ですが、華やかさとユーモアも持っている星座です。


占星術は星座と惑星や、様々な組み合わせで見るので、どの惑星がその星座にどんな角度で位置しているかで性質の現れ方が変わってきます。太陽星座が山羊座なら、自分らしさや顕在的な特徴として見えやすい形で性質が現れるし、月星座に持っていればきちんと責任を果たせていると心地よい、アセンダントにあればこつこつ努力して実現していく人、のようにその性質が出てくる部分や見え方が変わってきます。


山羊座を表すキーワード責任感/優しさ/計画/慎重/現実的/社会的な視点/伝統/誠実/守りたい/野心的な人・世俗から脱却した人