2023/11/28 12:44

現在開校中のBALANCINGLABO ACADEMY 12星座の世界から紐解く人生のステージ。12星座は人生のストーリーになっていて、スタートからゴールのように見えますが、実は終わりが始まりであるという循環の世界観です。星座の特徴を人生の流れと捉えていくと、自分の現在地を俯瞰で冷静にみることが出来るようになります。これまでの12星座のお話は 自分を知る-占星術まとめ編 part1- にまとめられています。


その中から今日は、◉双子座の世界「世界の知り方、関わり方」でも触れた「細菌」のお話を少ししてみようと思います。

双子座の学びは、知りたい欲求から情報の精度を高めていく事や、その情報を使ったコミュニケーションです。自分という小さな世界で情報を受け取るだけでなく、それを使って広い世界とコミニュケーションをとることを学んでいきます。今は昔と違って情報との距離がすごく近くなり、手のひらで世界中の情報と瞬時に繋がることが可能で、大体のことを調べることができるようになりました。たった15〜20年位前なら、街中でネットが繋がるなんて奇跡のような話でしたから進化の早さを感じます。
一方で、必要な情報を正しく理解してコミュニケーションツールとして使うのは昔より難しくなり、伝える人のスキル(コミュニケーション力、情報の分析力、自分の言葉による伝授など)が求められているとも感じます。

双子座の講座では、心理行動学や栄養学からは「情報のリテラシーと発酵食品の秘密」というテーマでお話をしました。その中で細菌についても触れています。地球も人間も動物も皆、大昔から菌と共に生きていてその恩恵は計り知れないほどです。菌がいなければ人間も生きることはできないし、実際に細菌のほとんどは無害もしくはポジティブな働きをしてくれるありがたい存在で、有害なもの(私たちからするとネガティブなもの)はほんの一部に過ぎません。でも日常の暮らしの中からたくさんの菌が失われる場面が増えているのも事実です。先進国では何かしらのアレルギーを持つ人たちが増え続けていて、その原因の一つに必要以上の殺菌や過剰な菌の摂取が挙げられていて、どちらも本来の菌が持つ調和を崩すことが原因とされています。
(無菌環境や無菌操作が欠かせないとされる場所やものもあり、その代表が病院の中にある手術室や手術に使われる器具などでこれらは例外です)
人間のカラダはバランスが崩れると元に戻そうとする恒常性(ホメオスタシス)という働きによって均衡を保とうとします。何らかの原因で外から菌が大量に入ってきたり殺菌で取り除かれたりすることによってコミュニティに歪みが生じ、何度も元に戻そうとする反応で、アレルギーや炎症を発症したり、時には病気を患うこととなります。
菌の存在はホルモンや神経たちに近い存在で、人間が介入できる隙間はほとんどなく、自分の内側にある目に見えない世界を信頼して委ねることが必要不可欠です。自律神経なら唯一のアプローチは呼吸だし、ホルモンならストレスへ要因を減らすことが必要だし、菌なら過不足を生み出さないこと、この辺りが大きな意味での対策となります。

大切なのは知識や経験に支配され凝り固まった思考を緩め、流れや調和を乱すようなアクションを少しだけ減らしてみるということかもしれません。つまりバランスです。ある程度の清潔さや整えられた環境は本来持っているパフォーマンスを発揮するのにも必要だし、除菌や殺菌が必ずしも良くないということはないのです。例えば私たちが身近に触れるものの中で最も汚れているものは何かわかりますか?おそらく多くの人は同じでスマートフォンや携帯電話です。にも関わらず清潔さを保つというルーティンはほとんどの場合無く、殺菌や除菌とは無縁だとも言われています。これにより多くの人は自らの手の中でアレルギーを育てるとも言われています。トイレやキッチンなど菌が繁殖しそうな場所をピカピカにして心身も綺麗にしても、手には雑菌だらけの塊を握っていると思うとちょっと怖くもなりますね。
つまり自分がいる場所から、もう少し広い視野を持って俯瞰で物事を見ると、簡単にわかることもたくさんあるということです。コミュニケーションだって、情報だって、きっと同じだと思います。俯瞰で見ることから自分自身の理解へと繋がるのではないかと思います。