2024/02/19 15:48
テクノロジーの進化に伴い、”本を手に取って読む”という行動や機会は、以前よりも少なくなりました。
調べ物をしたり、海外の情報や研究論文など、ポジティブな意味で時代と共に変化していくものはオンラインで読むことが多くなりましたが、哲学書や専門書など何度も読み返したい本は手に触れて読むことに価値があると思います。
私は比較的本を読み理解するスピード速い方だと思いますが、これは小さい頃から本を読むのが好きで日常(習慣)だったことが関係していると思います。(実際に人と比べたことがないのであくまで予測です)本はいつも知らない世界へ連れて行ってくれる宇宙船のような存在でした。小さい頃の夢がパイロット(操縦士)になりたかったのはきっとそれが理由です。
読むことと理解することは別物?
本を読んだ時はなんとなく理解した気がしていたのに、誰かに伝えたいと思っても言語化できなかったり、実際はほとんど身についていなかった!という経験、みなさんはありませんか?
読みたいし理解したいのに、言葉や文章が難しくて頭に全く入らない!というジレンマで断念してしまう方も多いかもしれません。
本に限らず得た情報や知識を理解して使いこなすにはいくつかの方法があります。
今日はその中でも簡単ですぐにできる方法をいくつかご紹介しようと思います。
①書き手に敬意を持つ
哲学書でも専門書でも、その道の開拓者たちは自分の研究や学問に熱意と情熱を持ち、文章に落とし込んでいます。難しいという一言で敬遠するのではなく、まずはリスペクトすることが大切だと思います。これは書物に限らず食べ物でも同じことが言えます。私たちが提案するエナジックフードも食材に敬意を持つことを大切にしています。不思議なものですが、敬意を持つと内側の光を受け取ることができるようになり、難しい、わからないというフィルターが外れ、クリアな状態で見ることができるようになります。
エナジックフードを学ぶ講座、第2回目は2月26日(月)オンラインで開催▶︎ENERGIC FOOD | ACADEMY #02
②難しいと感じるポイントを整理する
なぜ難しと感じるのか?そのポイントさえ掴めれば読めたも同然です。単語がわからないのであれば調べながら読むことで解決しますが、文章全体が難しく理解できないというなら、同じジャンルでも少しページ数が少なくシンプルなものから始めてみるのも良いと思います。多くの場合、英語の原書などは難解なものが多く、特殊な単語が使われたり世界観を想像するのが難しいことが多いと言えます。これは小学生レベルの本と書いてあっても同様で、その国のカルチャーに触れた経験や理解度でも変わってきます。簡単なものから始め、一度ストーリーや流れを頭に入れてから原初に戻ってみるというのも一つの方法、より理解が深まります。
③インプット|アウトプット
本を読む楽しさの中には、インプットした情報や感じた体感をシェアすることが含まれます。
シェアする方法は様々、人に話すことももちろんですが、自分の中で書き出して理解深めるのも一つの方法です。
アウトプットというプロセスを経て、知っているから理解できるに変わっていきます。
④読みたい本を味わう余白を作る
そもそも難しいと思っている本ならば、焦らずゆっくり読み深めるための時間、空間、エネルギーなど、ある程度の余白が必要です。
敬意を持って丁寧に取り組み、リラックスした状態で頭を柔らかくして読んでみてください。きっとその面白さが理解できるはずです。
「わからないことから始まる可能性」
「難しい本」と一言に言っても、大きく分けると2つのタイプに分類されます。
一つはメッセージ性のある意味のある難しさ、独特な言い回しや言葉、読解力や知識を必要とする面もありますが、古代から伝わる哲学書や歴史的に見て高い評価を受けていたり、読む価値がある本です。もう1つは難しいことが目的になってしまっていて、わざわざ難しく書かれている文章です。(例えるなら試験で使われるような文体です)そう考えると、日常で触れる文章は前者にあたるので、自分のフィーリングに合う本を選び、コツさえ掴めば読み解くことができるはずです。この世界には素晴らしい本がたくさんあります。好きな本との出会いが訪れたら、ぜひ手に取って読んでみてください。そして新しい世界を体感してみてください。